- ストレンジ ディズ
- 1999/12/30 レニーに、匿名でＳＱＩＤディスクが届けられる。
- （映画『ストレンジディズ1999年12月31日』 監督：キャスリン・ビグロー）
- 人の体験を記録再生できる、スクイッド（ＳＱＩＤ：超伝導量子干渉装置）が実現している１９９９年１２月３０日。
- ＳＱＩＤはＦＢＩが開発した、マイクの代わりに頭に装着した電極で頭の中を記録する装置で、五感が全て記録再生できるシステムだ。嘘ついたらバレバレだね。
- ＳＱＩＤディスクの販売は法律違反だ。
- 警察を首になった闇ＳＱＩＤディスクの売人 レニー（ネロ）の交友関係がギクシャクした中でストーリーが展開する。
- 元警官であり、ディスクの販売で、裏社会にも顔が利くレニーは、歌手志望の彼女（フェイス）を音楽プロデューサーのピロー・ガントに紹介。そのまま寝取られてしまい、未練たらたら状態。今日もフェイスを録画した思い出のＳＱＩＤディスクを再生して眠りにつく。
- ピロー・ガントは反白人社会ラッパーのジェリコ・ワンをプロデュースした売れっ子だ。（正確には売りっ子かな。）
- 必死に逃げる売春婦。追いかける警官二人。
- 地下鉄ホームの雑踏に逃げ込んだ売春婦。あたりを伺う警官は、「犯人は３０歳から３５歳の黒人男性」と報告。
- 電車が到着、扉が閉まりかけた時に駆け込み乗車で逃げ込む。（駆け込み乗車は危険ですからおやめください。）警官は、走り出した列車に発砲、ガラスを割って手を伸ばし、髪の毛をつかみ引きずり出そうとするが、手に残ったのは、かつら。かつらの中には、スクイッドが仕込まれてあった。違法性たっぷりの追跡劇は、追われる側の視点で、記録されたのだ。
- 警官に追われていた売春婦の名前はアイリス。
- レニーが酒場で友人のマックスと飲んでいると、アイリスが助けを求めにくる。フェイスも危ないというのだ。車に見せたい物があると店から誘い出す。
- 外に出るとレニーの車は、レッカー移動の真っ最中。アイリスは、パトカーを見たとたん逃げ出してしまった。
- アシが移動されてしまったレニーは、友達のメイソンを呼び出す。彼女は外国ビジネスマンの送迎、警護で生計を立てている。ミスターフクミツを迎えに行く最中に呼び出されて、ちょっとオカンムリだ。
- レニーを乗せ、ミスターフクミツを迎えに行く。車内でミスターフクミツにＳＱＩＤディスク商売を始め、メイソンはカンカンだ。
- レニーに丸め込まれたミスターフクミツはレニーが勧める「フェテッシュ・クラブ」へ行きたいという。
- クラブは何のことはない、レニーの仲間達のたむろするクラブで、ガントのねぐらでもある。
- クラブのＤＪ、テックスに気の利いたカスタムメイドのＳＱＩＤを渡す、レニー。
- テックスに、レニー当てにディスクが届けられていた。差出人は不明。
- ディスクの中身は．．．．．．．！
- 邦題：ストレンジ ディズ1999年12月31日
- 原題：strange days
- 監督：キャスリン・ビグロー
- ９５年米
- 伏線が多くて壮大な長編映画です。こんな位のあらすじを読んだって平気です。
- ディスク以外は、ＳＦ的要素はありません。暴力的、女性は正視できないシーンもあります。
- 緻密な脚本です。ワンちゃんはタイミング良すぎたけどね。
- スクイッドの設定上、仕方がないのですが、かつらを付け替えるから、アイリスなんて見ている間に、顔が定まらなかったなあ。
- 「ブレインストーム」の装置は、五感全てを再生し、死へのプロセスを記録した「デステープ」を再生した人は死亡しました。この装置は、そうでもなさそうです。どこまで再生するのでしょうね。
- 原案、脚本は殺人魚フライングキラーのジェームス・キャメロン監督です。
- 監督のキャスリン・ピグロー：Kathryn Bigelowさんって、ジェイムス・キャメロン監督の元妻らしいです。
- フクミツさんはどこへいったんだ？
- 役柄も演技も主役を食っている「メイソン」役の女優アンジェラ・バセットさん、体の鍛え方がすっごいんです。女優さんは大変だね。