- 片腕サイボーグ
- 198X/08/12 パコ・クエルアックの訓練試験日
- （映画：『片腕サイボーグ』監督：マーチン・ドールマン）
- 地域によっては、車体から煙が出る位、酸性度の高い雨が降るようになった、そう遠くない近未来。
- 強酸性の雨が降るなんて、まるでガミラス星である。
- モズリーが率いる環境保全団体は各企業の排出汚染物質、大気汚染物質を細かくサンプリングし、告発しつづけていた。モズリーは盲目で足が不自由だが、カリスマ性を発揮、一種の宗教教祖的雰囲気を帯びている。やっていること自体、違法性がまったくないが、そりゃ、映画内の企業にしてみればうざったい事この上なく命を狙われないわけはない。警察も周囲を厳重に警護していた。
- 同じホテルに泊まるパコ・クエルアック。彼はモズリーを殺害するための暗殺者だ。
- 正面きって、部屋に入り込んだパコに、「私の足跡は消えない」と居直ったモズリーを殺害後、高圧電線様のトンネルから逃亡した。真っ黒焦げになるはずが、逃亡に成功したのだ。
- パコを差し向けたターナー財団のボスは激怒していた。パコはモズリー殺害に失敗していたのだ。パコの訓練記録から失敗する可能性は全くない。しかし失敗した。ＦＢＩがパコの供述から財団の名が出ないようにパコの口を封じるのだ。ターナーは、ヨーロッパでは名うての、しかしアメリカでは全く無名の殺し屋、Ｐ・ハウエルをパコ殺害のために放った。
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- アリゾナ州ページの田舎町で安ホテルを経営するリンダ。客といえば拾った女としけこむアベック客と、晩飯時に腕相撲で盛り上がるコンボイ野郎達。
- パコはリンダと交渉し、巻き割りとごみ掃除と引き換えに部屋を借りた。
- 常連のトラック野郎、ラウルはパコに勝負を挑み、惚れていたリンダの前で、オーバーザトップで負けてしまい、根に持った。
- ＦＢＩの捜査を遅らせるため証拠を消しながらパコの居場所を突き止めるハウエル。
- ＦＢＩは残された証拠からパコを追う。
- 原題：HANDS OF STEEL
- 邦題：片腕サイボーグ
- 監督：マーチン・ドールマン
- 1985伊
- パコが四角目のカマロクーペに乗っていて、これが新車とのことなので198X年にしま
- した。
- ＳＦＸにほとんど頼っていない見事、立派なマカロニＳＦ級映画です。
- 「サイボーグ・ハンター」が気に入ったなら、この映画もいいですよ。