- THX 1138
- 3/21/75 LUH-3417 薬物違反を記録される。
- （映画『THX 1138』監督：ジョージルーカス）
- 地下に広がる都市で、薬物で集中力を増し生産性を高め、性本能を抑制、宗教を見せかけに個人を監視する社会が形成されていた。
- THX1138のルームメイトLUX3417は、マインドコントロールをはずそうと規定の薬物摂取量を細工していた。同室のTHX1138にも。
- THXは、高い集中力を求められるエネルギー棒をロボットに挿入するマニピュレータ操作に携わっている。
- 徐々にLUXの企みが開花していく。THXがLUXに愛情を感じ始めたのだ。
- しかし、ここは完全監視された世界。監視員のSEN5241が気づく。彼も何か企んでいるらしくこの事実を見逃した。そして職権を利用、THXと同室になるようにしむけたのだ。
- LUHはどこへ？
- 集中力の切れたTHXは仕事で失敗を犯し、既定された薬物を服用していない事が発覚、投獄された。
- そこは警官がどこからとも無く現れる、壁が見えない真っ白な空間。
- 原題：THX 1138
- 邦題：THX-1138
- 監督：ジョージ・ルーカス
- 監修：フランシス・Ｆ・コッポラ
- 1971米
- 名門、南カルフォルニア大学に在学中に作成した「電子的迷宮」THX1138:4BEをコッポラ監督の下、興行用に作成した、ご存知ジョージルーカス監督デビュー作品です。
- 興行的には踏んだりけったりで、次の「アメリカングラフティ」で成果が出なければ監督業からエンガチョされる事になっていたそうです。
- SF通ならほとんどご存知のこの映画、一般には映像で「スキンヘッド」「白い寝巻きの映画」とか「バイクでトンネルを突っ走る映画」で印象付けられているようで「トロン」と勘違いされる事が多いようです。
- 夜中TV放送でみて、テーマの「現状からの脱出」と自分が丁度、卒業時期だったので特に印象に残っていました。
- ディレクターズカット版をみました。きれいな原フィルムがよく残ってましたね。スターウォーズで使用された追加映像合成技術で、上下への空間の広がりが入っていましたが、逃げ出したくなる閉塞空間を開放してしまった感じがしてボク的にはどうかと思います。
- 日付は3/21/75と出力されていました。MM/DD/YYと解釈して、75/03/21かなと思いました。
- 原題なんですが、「THX1138」「THX-1138」「THX 1138」とか、文献によって安定しません。まあどおでもよいのですが。映画中の表記に従うと「THX 1138」です。