- コングの復讐
- 「キングコング1933年」の続編です。
- さて、ニューヨークでキングコングを「世界第八番目の不思議」として売り出したカールデナム監督は、あの多数の死傷者を出した事件で多数の訴訟を受け、アパートにはひっきりなしに新聞記者、訴訟の相手が押しかけてくる。
- 今になってコングをつれてこなければよかったと後悔する事しきり。
- あの時の船の乗組員チャーリーが、船長の手紙を持って現れる。
- 船長もコングを連れて来て同罪、船も三日後には差し押さえられる。東インドに貿易船が寄らない港があるから、そこに逃げようというのだ。
- 尻に帆を張って、出航するデナムと船長、到着したのはダカンという港町。
- 貿易船が寄航しないのもわかる、活気の全く無い、さびれたひどい港だ。
- 街をふらつく二人。猿とアシカの音楽ショーがあるという。暇つぶしにその見世物小屋に入る。
- かつては大サーカスの団長だったという親方が指揮をして、猿の楽隊を延々と見させられ、最後に欧州でも大人気という触れ込みのヘレン嬢の登場。ギターの弾き語りで、このショーは終わり。
- 退屈極まりないショーを一通り見終えたデナムは、色気の無い映画ばかり撮っていたとはいえ、ヘレンは個性的でなかなかよいと折り紙をつける。
- ショーは懲りたんだろ？と、皮肉を言う船長。
- 船長とデナムが酒場でくだを巻いていると、偶然、現れた男は、コングの島の事をデナムに教えたヘルストルーム船長だ。ヘルストルーム船長は自分の船を座礁させてしまい、今は、船無しの船長だ。
- ヘルストルームは、デナムに「島の宝は見つけたのか？」というのだ。
- 暇をもてあましていた所にこの話。さ、ここから２８２０キロの位置にあるコングの島に出航だ。
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- しかし、このヘルストルーム船長、なんかうさんくさいぞ。
- 原題：THE SON OF KONG
- 邦題：コングの復讐
- 監督：アーネスト・Ｂ・シュードサック Ernest B Shoedsack
- 特技：ウィルス・Ｈ・オブライエン Wills H.O'Brien
- 島で、沼にはまった白い子供コングを助けて、仲良くなります。
- ネタバレになるので書きはしませんが、かわいそうな話で、ヒットしなかったのも無理ありません。ハッピーエンドの人もいますけれどね。
- このＤＶＤを再生すると、わたしのプレーヤーでは、唐突に始まって、映画が終わるとさっさとＴＶに戻っちゃうので、ＤＶＤに特典がついているなんて、なかなか気がつきませんでした。
- 何でも、斎藤富治郎監督が和製キングコングというナンセンスパロディを撮影したそうです。