- ガメラ対宇宙怪獣バイラス
- 征服にふさわしい惑星を探していたバイラス星人。ついに、生命維持に満足な大気成分を持つ地球に辿り着いた。第一陣は宇宙空間でガメラに迎撃され、失敗に終わったが、母星に連絡が届いた。
- 人知れずガメラは地球を守ってくれているんだね。
- 国際海洋研究所の敷地でキャンプをはるボーイスカウトに所属する正雄とジムは、隊長から目を付けられているいたずら者だ。
- 集合時間になっても、国際海洋研究所の小型潜水艇にいたずらしていたが、そこは腕時計に仕組まれた通信機兼発信機で、ガールスカウトに参加しているお姉さんに居所は丸わかり。隊長から夕食を半分に減らされるバツを言い渡された。
- しかも、バツの悪い事に、さっきいたずらしたばっかりの海洋研究所の小型潜水艇に乗せてもらえる事になった。まずは隊長と研究所の所長が乗るが、いたずらで推進装置があべこべになっているので操縦がままならない。
- 所長とキャプテンは中止すると決定したが、僕達はちゃんと操縦できると申し出て、潜水艇に乗り込む。
- 海底を散歩中、ガメラと遭遇、子供好きのガメラは、いっしょに回遊し始めた。その時、地球軌道上にバイラス星の地球攻撃第二陣が到着、一陣の失敗を元に、ガメラを探し始めた。
- バイラス宇宙船は、海底にいるガメラを発見、スーパーキャッチ光線を発射、半透明の球にガメラを補足した。遊んでいた小さい潜水艦も一緒。でもガメラは、海底の方をそっと持ち上げて潜水艇を逃がしてあげたのだ。
- バイラス宇宙船では、スーパーキャッチ光線の残りの有効時間、１５分でガメラの自由を奪う方法を発見するべく、ガメラの脳から記憶装置をビデオトーンに再生、どのような生命なのか調査を始めた。そしてガメラの弱点は、人間の子供に対して異常なまでに好意を示すという点であると結論した。
- さて、海上に戻り、ガメラと遊んだとかウソつきに仕立て上げられ、夕食抜きが確定した時、バイラス宇宙船がガメラに向けて飛来した。スーパーキャッチ光線が切れたガメラが浮上、戦闘状態に入った。
- いたずら者の馬鹿な二人はキャプテンの退避命令を聞かず、ガメラを手を振って追いかけていった。戦っている最中なのに馬鹿だね。手ごろな人質が手を振って障害物の無い砂浜を走っている姿をバイラスが見逃すわけが無い。あっという間にスーパキャッチ光線で捉えられてしまった。
- そして、脳波翻訳装置でガメラに宇宙船を攻撃したら人質の命は無いと伝える。
- いまだ敵の姿さえ見えないのに絶体絶命だぞ。どうするガメラ！
- 監督：湯浅憲明
- 邦題：ガメラ対宇宙怪獣バイラス
- 作成：大映 1971
- この頃の子供は正しい敬語をちゃんと使えてえらいなあ。
- 物はそんなに簡単な事ではないんですが、「あべこべ」が好きですね。