- グランド・ツアー
- 1992/02/12 ニューオリンズ大火災。
- （映画：『グランド・ツアー』監督： デビッド・トーイ）
- ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞！
- グリーングレンという小さな町に在る教会。この教会にあるカラクリ時計は、毎正時に扉が開いて、ハンマーを持った人形が鐘を鳴らす筈なのだが、からくりの位置が外れていて、ずーっと空振り。作られてから一度も時を告げた事が無い。
- そんな教会がある小さな町を一望できる郊外の丘の上に、ベンの経営する小さな小さなホテルがあった。
- ベンはある雪の日、自動車で馬車に突っ込む事故を起こしていた。この時、暴れた馬のヒズメがフロントガラスを突き破り、助手席に乗る奥さんを直撃。この怪我が元で奥さんを亡くしていた。奥さんは町一番の名士である判事の娘だった。街で会う度にイヤミを言われる。判事は、ベンの事故対応について遺恨があった。相手は町の名士。逆らうわけにはいかない。
- ま、そんな訳で、ベンは、町外れでしっかりものの一人娘、ヒラリーお嬢ちゃんと二人でホテルや営んでいた。今は改装の真っ最中。
- そのホテルにバスで乗り付けるツアー客一行。
- 改装中のホテルに入ってきた婦人は、まだ改装が終わっていないにもかかわらず、町が一望できる部屋を借りたいという。追い出そうとするベンに札束をちらつかせる婦人。改装中で現金収入が全く無い時に札束の魔力には勝てず、ツアー客を受け入れる承諾をした。カルホルニア南からきたという客。バス運転手のオスカーに聞けば何もない通りで拾った客だという。
- 流星群の夜、寝室に向かう途中、甘い煙のような香りに惹かれツアー客の部屋の様子をうかがう。話し声が聞こえる。
- 「せっかく大災害を見物に来たのに遅れるなんて」
- 大災害？
- バイキング形式の朝食をぎごちなくとる彼らは一体何者？
- 原題：THE GRAND TOUR
- 邦題：グランドツアー
- 監督： デビッド・トーイ
- 原作： ヴィンテージ・シーズン Ｃ・Ｌ・ムーア
- 1991米
- グランプリ受賞してるけど、パラドックスありありのストーリィです。
- 途中から筋書きが読めちゃうんですよね。なんていったら興ざめしちゃうか。
- 「キスの橋」「２３：０７」「念写」「パスポート」「お茶」
- 「クイッシュの忠告」「避難所」