- スローターハウス５
- 1945/02/13 ドレスデン大空襲。（史実）
- （映画『スローターハウス５』監督 ジョージ・ロイ・ヒル）
- イリアムデーリーニュース編集局長宛の手紙。
- 「私は時間から遊離した人間なのです。自分の過去から未来に自分の意志とは関係なく・・・・」
- 検眼士を営む土地の名士、ビリー・ピルグリム。犬のスポットと一人暮らしの彼が新聞社に変な手紙を送りつけたため、連絡を受けた息子夫婦が迎えにきた。
- 息子夫婦は、ドレスデンでの捕虜になっている時、大空襲に遭い、精神的にまいってしまった経験を持つ父を心配していた。
- 第二次世界大戦、冬のベルギー最前線。ビリーは本隊とはぐれ、気がささくれ立った三人の兵隊と出会う。伍長は裏切って逃走、残されたラザロ、ウィリとビリーの三人は一緒にドイツ軍に捕虜になった。ウィリは靴を脱がされ行進させられる。時々、時間旅行に行って帰ってくるビリーは周囲からふらふらとして歩いているように見えた。雪の中、素足で歩かされて凍傷に苦しむウィリの足を踏むものだから、たいそう恨まれた。途中、凍傷が元でウィリが死亡。ウィリと無二の戦友であるラザロはビリーが殺したようなものだと復讐を誓う。
- プールに投出される少年時代、ラザロに狙われる戦争時代、何かある度にダイエットを誓う妻との結婚生活、老年期、更にトラルファマドア星での不思議な被観察夫婦生活と、自分の一生を行き来するビリーの不思議なお話。
- 原作が邦訳出版されていますが読んでいません。
- 放映時刻と時間軸が直線でない映画って理解しにくいからもう一回、確かめに見ちゃったりするんですよね。ビデオだから良いようなものの、「ワンスアポンアタイムインアメリカ」みたいな長い映画を映画館で見た日には、お尻が痛くなっちゃいますね。
- 自分の生涯を行き来するから些細な失敗を避けられて、成功したのでしょうか。そんな場面が一箇所だけありましたが、原作はその辺まで詳しいのかしらん。
- 人生なんて大当たりしなくても、些細な失敗を避け続けられれば、これほどいいもんはないですよね。
- ナチス兵を憎ったらしくさせていないことからドレスデン大空襲への抗議メッセージであるようにもみえます。
- さて、以下インターネットで「ドレスデン」の検索結果から受け売りです。
- ドレスデンとは、旧東ドイツに位置する重工業都市で、1945/02/13夜から14朝にかけて英米空軍による空襲を受けて壊滅。東ドイツ統治下であったために復興が遅れ、まだまだ当時の空襲の傷跡が残っている町だそうです。なんでもヨーロッパで初めて陶磁器製造技術が確立された土地で、開運！お宝鑑定団でおなじみ「マイセン」ブランドとはこの事です。小さい陶磁器人形がキーワードのひとつになっています。
- 原題："SLAUGHTERHOUSE-FIVE”
- 邦題：スローターハウス５（ファイブ）
- 監督：ジョージ・ロイ・ヒル
- 原作：カート・ヴォネガット,Jr
- パッケージには1971'米ユニバーサル映画
- 他の文献では1972年
- モンタナ、スポット、赤い男爵
- スローターハウス５、シュラフトホフ フュンフ
- トリラフラマデューク、トラルファマドア、
- マーブル・ドレンシア