- 未来帝国ローマ
- 西暦２０７２年、世界の中枢は再びローマにあった・・・・・・
- 20世紀に観光都市だったローマは、西暦2072年、世界のTV番組配信基地になっていた。
- SSTVの人気番組「殺人レース」。
- チャンプ ドレイク対５人の「ローラーゲーム」みたいな殺人バイクレース。なんと視聴率87％超。女優のスーザンとドレイクの結婚式の視聴率は更に上回ることが予想される。対してWBSの番組、死と隣り合わせのバーチャル体験を放映する「ハラハラゲーム」はたったの32％。テレビ２台持ってる家庭も多いし不思議な数字じゃないぞ。
- WBS会社幹部サムからプロデューサのコルテスに厳命が下る。バイオレンスが足りない。原始的な暴力が売り物の番組を４０日で企画せよ。
- そのころ、ドレイクの新居で異変が起きる。三人の男が奥さんを殺害。帰宅したドレイクは犯人達を射殺した。
- 「ジュニア」というコンピュータシステムから情報を受け取るコルテス。
- 企画は、殺シアムで有名なローマならではの番組。死刑囚から志願者を募り、殺人サドンデスを行わせる。バイオレンスを求める視聴者にアピール抜群のアイデアだ。
- 更に、話題性を高めるためにスターを加えるのだ。
- スターは、なんと過剰防衛で死刑判決を受けたドレイクだ。自由の身になるために番組に参加するのだ。
- 有意義な番組にするために、特訓の時点から放送だ。
- その特訓メニューたるや、「魁！男塾」や「虎の穴＠タイガーマスク」をホウフツとさせる凄まじさである。
- 原題：ROME,2072 A.D.THE NEW GLADIATORERS
- 邦題：未来帝国ローマ
- 監督：ルチオ フルチ
- 1983'伊
- その筋(スプラッタホラー)では有名らしいルチオ・フルチ監督のSF映画です。
- モヒカンのモンゴル人「アキラ」なんかは見た人は強烈な印象が残っているでしょう。
- 仮想トレーニングのシーン他、フラッシング（画面の明暗が激しく入れ替わる）が多く、ポケモンでやられた人は、部屋を明るくして離れてみてね。
- ぼーっとしていたり、馬鹿にしてると、ラストのＳＦらしさを見逃すぞ！
- イタリア映画にはマカロニＳＦを期待したい。っても、中身が「がらんどう」じゃなくて、「ソースがよく絡まる」だぞ。
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