- モンキー ビジネス
- ウィンストン家のパーティに招かれた、バーナビー・フルトン博士夫妻。しかし博士は何か考え事をしてパーティの事は頭から完全に消え去っている様子。抜け殻のあなたとなんか踊っても楽しくないわ。と、奥さんのエドウィナは、パーティに行くのをやめてしまった。
- 博士の頭の中は、開発中の若返り薬の事でいっぱいだ。チンパンジーでの実験中であるが、全く効果がない。２７％しか吸収されない所に問題があると思い悩み、吸収効率を上げる糸口がつかめたようなつかめないようなじれったい気分でいるのだ。
- この薬を、年齢８４歳のチンパンジー、ルドルフに投与した結果、リューマチが治り、毛つやが良くなっていた。伝染しないストッキング、ずれないガードルを完成させた誇り高い博士の目標は心身ともに若返る完全な物なのだ。
- パーティを取りやめ、食事の準備を始めた頃、夫妻を弁護士のハンクが迎えにきた。ハンクはエドウィナの幼馴染で、「僕のお嫁さんなら家事なんかさせないのに」とまで言う位、彼女が諦められず、未練たらたらだ。
- 博士がスープに口をつけるとあまりの熱さに驚く。そしてアイディアがひらめいた！温度だ！温度を上げれば吸収効率が上がるに違いない！
- 翌日、社長に呼び出されたバーナビー博士。気の早い社長は早速、製品名をＢ−４（Before）と命名することに決定していた。気が早すぎると社長を説得、落ち着いて研究に戻る。机の上に薬剤のビーカーを並べ、次々と調合。昨夜頭にひらめいた加温を行い・・お昼になる。
- 見ていたチンパンジーが檻を抜け出して、みようみまねのサルマネ。でたらめに調合し始める。そして、その薬を水サーバのタンクに放り込んだ！
- 実験を再開する博士。自分の調合した薬を服用、あまりの苦さに水サーバから水を飲むとこれまた苦く感じる。脈拍が１５０まで上がり、目が見えなくなる。
- ん？いや、めがねをはずすと見えた！視力が回復したのだ。急に精神的にも若返り、窓から飛び出し、社長秘書のローレルちゃんをデートに誘い出した。
- ローレル嬢は、大女優になる前の初々しいマリリンモンローさんなんだよ。
- 邦題：モンキー ビジネス
- 原題：Monkey Business
- 監督：ハワード・ホークス
- 52'米 白黒
- この薬は、神経系統と精神が子供に戻ります。それだけで直る病気もあるでしょうね。
- 飲みすぎるとどうなるんでしょうねー。精神だけが赤ちゃんに戻っちゃうのでしょうか。そこいらへんはソフトなSFですよ。真のＢ級ＳＦなら本当に赤ちゃんに戻っておしまいですよね。
- 昔の映画はいい仕事をしていますね。仕事をCGで逃げていない。
- TVオンエアを見ました。DVDパッケージはモンロー主演映画に見えますが、タイプミスが多くて秘書失格のカワイコチャン役です。助演ってとこです。
- ツウの方々はこの映画をスクリューボールコメディって分類をしておられるようです。
- 映画はおくが深いですね。