- ＳＦ超人ヘラクレス
- 宇宙からやってきた鋼鉄の肉体−−−−−
- 人々が信仰をなくし、神々が人間と一緒に住めなくなっておよそ2000年。
- 定年、リストラはおろか、お化けと同様、病気も何にも無い神様達は死なないから二千年も面子が変わらない。だらだら続くオリンボスの生活に飽き飽きしたヘラクレスはゼウスに反対されながらも下界を目指す。
- 途中、パンナムの飛行機の窓にちょっと挨拶して、陸地を目指して泳いでいる最中、輸送船に拾われる。船長の質問に父はゼウスで名はヘラクレス、オリンポスから来たと答えた彼はちょっと頭が足りないと思われたか、二等水夫にさせられた。
- 船はニューヨークに到着。上陸許可が無いにも拘わらずヘラクレスは勝手に上陸しようとする。これを止めようとした船員を全員ノシてしまった。丁度そこに居合わせたプレッツエル売りのプレッツィーにタクシーでセントラルパークに連れ出された。
- ヘラクレスといえば、ゼウスと人間の間に生まれた子。
- ゼウスの正妻ジュノーは赤ちゃんの頃のヘラクレスのかごに毒蛇を二匹も放った位、ヘラクレスを疎んじているのだ。
- このチャンスをジュノーが逃すわけが無い。気まぐれな神々と、ジュノーの狡猾な作戦がヘラクレスを窮地に追い込む。がんばれぼくらのヘラクレス！
- 原題：HERCULES in NEWYORK
- 邦題：アーノルドシュワルツェネッガーのＳＦ超人ヘラクレス
- 監督：アーサー・Ａ・シェテルマン
- どの辺がＳＦやねん！と突っ込みたくなるがＳＦと銘打たれた物の真偽を確かめる事もＢ級ＳＦ映画を極めるための重要な修行のひとつだ。(PART2)
- ２００１年宇宙の旅で出てきた航空会社「パンナム」が出てきた辺りだろうか。今後、パンナムが登場した時点でＳＦと認定しよう。（笑）
- よいこのみんな、パンナムはＳＦで登場する架空の航空会社なんだよ。
- カルフォルニア州知事の初期作品です。なんかの番組でこの作品にかかわった人がシュワちゃんは、訛りが強くて、そんなにいい俳優にならないと思っていたとかいってました。
- 1982年位の作品のようですがセントラルパークなんて安全そのものって雰囲気です。もっと前って感じです。
- 劇中、「HERCULES AGAINST THE monster」という映画ポスターを見て、俺の名を語るとは無礼だ！と怒ります。監督が自作を持ってくる事が有るので、ひょっとしてと思い調べると、ＳＦムービーデータバンクに「HERCULES AGAINST THE MOON MEN」って映画があることは判っているけれどデータが無いってな状況です。ちなみにそのポスターのモンスターはコジラっぽいです。
- ヘラクレスはギリシャオリンピック（現代オリンピックじゃなくてね）に出場したといってました。そうでしたっけ。
- 合衆国大統領ブッシュ氏をも暗殺しかけたブレッツエルは、まっすぐにするとプリッツになるとか。つまり小さいもんだと思ってたら、映画に出てきたものは、でかくてパンみたいでした。恐るべし暗殺兵器、変形するのか！
- 低予算映画のホンワカとした雰囲気がタップリ堪能できるぞ。
- 熊殺しのウィリー真っ青！
- 動物園から逃げ出した凶暴性を持つ熊との格闘は手に汗握るぞ！
- 「ひぁきゅりす」に聞こえるなあ。