- キングコングの逆襲
- 身の丈二十メートル、映画にもなった伝説のゴリラ「コング」。カール・ネルソンと野村・次郎の二人の研究によると、モンド島にある巨大洞穴、階段はコングが掘り、建設した物だとされている。彼らは潜水艦エクスプローラー号に乗艦、太平洋で油田を探索中だ。
- 所変わって北極。
- 核兵器開発を容易にする鉱物「エレメントＸ」。世界中で総重量３オンスしか見つかっていない貴重な鉱物。これを東洋の弱小国が秘密裏に北極圏の氷の下に発見していた。その量、貨車一台分。これだけあれば、弱小国でも世界征服が夢ではなくなる。
- カール・ネルソンと野村・次郎の研究による論文ではコングを世界一経済的な人型土木ロボットとして作る事を提唱していた。東洋の弱小国は世界に名立たるマッドサイエンティスト、ドクターフーを雇い、エレメントＸを採掘するマシンとして先んじて完成させていた。
- その名も「メカニコング」。
- コングより強く、それなりに知恵もある人型土木作業ロボットだ。失敗はありえない。ドクターフーは自信に満ちあふれていた。
- 発掘作業にカモフ式、二重ロータジャイロで出発だ。
- メカニコングは腹巻みたいにつけた爆弾をエレメントＸが埋まっていると思われる氷の裂け目に次々と落下させ、掘り進む。自発光するエレメントＸの鉱脈に辿り着いた時、強力な磁場によりメカニコングが停止してしまった。
- 所変わって、突然の事故に見舞われたエクスプローラ号。修理の為、寄港地を探すと、まあ、なんて偶然！奇しくもモンド島沿岸だ！
- 野村、スーザン・ワツスン（浜美枝さん発音による）とネルソンがエアカーで上陸。崖の上から原住民が、ここにきてはいけない、「キング」を怒らせてはならないと警告する。野村とネルソンはスーザンをエアカーに残して原住民から更に詳しく話を聞こうと後を追った。
- するとそのスキに、肉食恐竜アロサウルスが、金髪でカワイコちゃんのスーザンを食べちゃおうとやってきた。スーザンの悲鳴に目覚めたのは伝説のキングコングだ。噂の通り、金髪美女に目がないコングは、スーザンに一目惚れ。
- 世界の王者コングはアロザウルスに決闘を挑む！
- がんばれ！霊長類！
- またがってタコ殴りだ！
- ひとまたぎするには足が短いぞ！
- アロザウルスもキングコングにはかなわないぞ！
- ドクターフーはコングの噂を聞きつけ、コングをエレメントＸの採掘に使うつもりだ。どうやって言う事を聞かせるのだろう？
- コングは生身だから、磁場の影響でいきなり死ぬことはないだろうとドクターフーはフンでいた。そのうち死んじゃうことも承知の上だ。
- さすが地獄博士。やることが悪魔的だ。
- 原題：キングコングの逆襲
- 監督：本多猪四郎
- 製作：田中友幸
- 特技監督：円谷英二
- 脚本：馬淵薫
- 撮影：小泉一
- 音楽：伊福部昭
- 特殊技術／撮影：富岡素敬・真野田陽一
- 1967年 日：東宝３５周年作品
- キャストでは浜美枝さんが扮する女性はマダム・ピラニヤって出てきます。で
- も、そんなせりふは出てきませんでした。ハヤタ隊員がドクターフーの手下Ａと
- してキャストされています。さあ探そう！
- 多分、コングは思っただろう。「もう都会の女はコリゴリだ」
- コングはゴリラで、ゴリがかかっていて、ぷっ。笑えるね。（＊＾＾＊；