- 恐竜ヴワンジ
- 禁断の谷から生物を盗み出した者がいた。
- 見咎めたジプシーの老婆ティア・ゾリーナは言った。
- 「禁断の谷もどせ。ヴワンジに返すのだ。私の兄のように罰を受ける」
- 世紀の変わり目、リオグランデの南。
- ブレッケンリッジのワイルドウエストショーの一行が興行中だ。
- 目玉はＴＪブレッケンリッジ嬢が馬に乗ったままダイブするショーだ。
- タック・カービは興行場所の競技場（闘牛場だね）に向かうためロペ少年をガイドに雇う。タックはかつてＴＪと婚約までしていた仲なのだ。
- 砂漠の中で途中でロバのロジータに放り出されて難渋していたホーレス教授と会った。エオヒプス、またの名をアケボノ馬の化石を追っていた。5000万年前の馬の先祖だ。まだ蹄ではなく三本の指のままである。そのエオヒプスの足跡の脇に人類の腰骨がある化石を見つけていたのだ。サーの称号も夢ではない。
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- 興行のマンネリ化は進み、スタジアムも空席が目立つ。そんな中、ＴＪは興行収益回復のための切り札を育てていた。小さな馬、ディアブロだ。彼女はディアブロにダンスを仕込んでいた。次の興行地で業績挽回だ。ディアブロを見たタックは思い当たる節があった。ディアブロには指が三本あったのだ。
- ジプシー達は、どこに禁断の地があるのか全く口に出さない。そこで、ホーレス教授は策略を立てた。子馬の隠し場所をジプシーに知らせる。ジプシーたちは子馬を禁断の谷に送り返すであろうからそれを尾行するのだ。
- ディアブロが消えた洞窟は、別の谷に抜けていた。入り口は意図的に塞がれていたのだ。禁断の谷への入り口に違いない。
- ヴワンジとは？禁断の谷が今、開かれる。
- 原題：THE VALLETY OF GWANGI
- 邦題：恐竜ヴワンジ
- 監督：ジェームズ・オーコナリー
- 1969米
- 恐竜がＴＪをつかんで離さないってなことはありませんが、恐竜版キングコングといったところでしょうか。
- アメリカの国旗があり、教授はイギリス人でイギリス王室を気にしているようです。挨拶はアディオスって、いっているし、何処の統治下なんでしょね。
- エキストラの数がすごいんです。「冷凍凶獣の惨殺」並です。
- ディアブロの描写は芸術の域。ハリーハウゼンの仕事に注目。光を当てる方向など気配りが行き届いています。ミニチュアが作る影の合成はこの当時の技術では無理だったのでしょう。ピーターパンになってますが、職人を感じます。
- ウエンディが縫い付けたんだよね。
- 以下のキーワードを含んでいます
- 「スティラコサウルス」
- 「ダイナメーション」「ストップモーションアニメーション」
- 「ウイリス・Ｈ・オブライエン」「レイ・ハリーハウゼン」
- 02/08/11