- 大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
- これは怪獣映画の傑作だっ！
- 太平洋プレートが大活動を始め、遂に富士山が爆発。大好きな溶岩につられてガメラも飛来。次の朝、ヘリコプターで調査団が、火山活動状況を視察に赴くが、黄色い閃光と共に消息を絶った。不気味な事に、事故現場から死体がみつからないのだ。
- 日本は高度経済成長期に差し掛かり、日本縦断高速道路の建設真っ最中。富士東部の中央道建設現場の堤技師は、反対運動と富士山の噴火をものともせず、工程を遵守せよと、本社から厳命されていた。富士山へはガメラが飛来、調査団のヘリが原因不明で墜落したというのに、工事を強行だ。
- 火山活動でいったん放棄した飯場に戻ると、あらゆる機材が放り出されていた。村民で構成される反対同盟の仕業だ。村長の金丸辰ヱ門は、補助金を吊り上げようと村人に反対運動を扇動している腹黒いおっさんだ。
- 調査団のヘリ墜落をかぎまわる新聞記者が、反対運動の村を通り、墜落現場付近に潜入する。丁度、そこで遊んでいた、金丸の孫、英一をお供に連れ出す事に成功。
- 山に分け入ると、緑色に輝く洞窟。子供と一緒に入ったまでは良かったが、地震が起こり、落盤が始まった。記者は子供を残し一人で逃げ出す。ほっとしたのもつかの間、今度は身体が持ち上がり、目の前には舌なめずりをしている大怪獣。
- 洞窟から這い出した英一。地面を揺るがし、新聞記者をたべちゃった怪獣が、英一を捕まえにきた。
- わーっ！たすけてー！たびらりちゃうよー。
- そこに現れたのは子供の味方、ガメラだ。
- 邦題：大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
- 監督：湯浅憲明
- 1967（昭和４２年）
- ジャイロが真っ二つになるシーンはもとより、名古屋港での死闘、ＴＶ放送時にはカットされる事の多い、新聞社の自動車真っ二つや新幹線の惨劇と手に汗握るスペクタクルシーン、道路公団と地主の駆け引きと、見所満載の名作ですよね。何度みても、引き込まれるでしょ。
- ゴジラ映画とは異なる緊迫感、この映画は特に大好きです。