I love B film.

ねらわれた学園

 進学校で有名な由緒有る第一学園に通う三田村由香ちゃんは、とても由緒有るお家柄の高校二年生。酒屋の同級生、関耕児君と公認の中。由香は学年でトップの成績を収める優等生なのだが、関君は二年生で剣道のキャプテンを勤める。でも、文武両道とは行かず、ほとんど赤点で進級できたのが奇跡。

 誰からも好かれる三田村由香に敵愾心を持つ者がいた。クラスのガリ勉君、有川だ。英語と数学は三田村を抜いていたが、体育がからきしダメなのだ。

 ある日、由香は不思議な体験をする。横断歩道を三輪車で渡ろうとして、トラックに轢かれそうな子供を見かける。「早く戻りなさい」と強く念じると、あれ不思議、するすると時間が戻っていったのだ。
 気が動転する由香。

 さて、関君が率いる第一学園と城南高校との試合。
 相手次鋒に副将までやられる情けなさ。遂に大将の関君の番だ。
 由香の応援も熱がこもる。そして、相手方の動きが一瞬、止まったように見えたのだ。その隙に一本。次も、その次も。遂に相手方大将、嵐官九朗戦。
 体育館の観客席にいる白いマントを着た男が三田村由香を見つめていた。

 「由香、送っていこう」ある日、学校からの帰り道、白いマントを着た男が車から声をかけた。不思議な力に引っ張られ、車に乗ってしまう。(よいこのみんなは、知らない人の車にのっちゃだめだよ。)
 そして、手を組めば、超能力者としてこの世を支配できるというのだ。

 そして、超美人の高見沢ミチルがクラスに転校、編入してきた。
 すぐ、生徒会委員に立候補。パトロール隊を組織し、秩序ある学園を目指すというのだ。

 彼女は、有川と英光塾での仲間のようだ。

邦題:ねらわれた学園
  :被狙撃的学園
監督:大林宣彦
1981日本

 眉村卓原作、NHKのドラマがあったような、角川映画絶頂期の、ユーミンの「守ってあげたい」の映画で、目立っていた人は何?みたいな大林ギャグ(仮称)満載、漫画合成で独特の世界が広がります。
 登場するお母さんの多くが着物を着ていのですが、そんな時代だったかなぁ。

 前半は薬師丸ひろ子ちゃんかわいいさ売りで、話のテンポが悪く感じます。(僕の好みじゃないんですけど。)
 おなかにメンタマの絵を書いていた、峰岸徹さんは、この映画は触れられたくない過去になっているかもしれませんね。
 パトロール隊の歩き方って「陸軍」の模写?

 リメイクしていたんだってねぇ。知りませんでした。
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