- 三大怪獣 地球最大の決戦
- やっぱり怪獣映画だよねっ！
- 左右陣営の紛争に巻き込まれているセルジナ公国からサルノ女王がお忍びで日本へ向ったと警視庁に情報が入る。ボディガードをせよと、進藤刑事に命令が下った。しかも、既に極秘裏に出発したというのだ。王位継承者である王女は暗殺の危機にさらされた為、日本に避難するのではないかと推測された。
- 流星群が降る中、黒部渓谷かすみ沢に巨大隕石が落下した。村井助教授が調査に向かう。この隕石、強力な磁力とも重力ともつかない力を発し、皆が持つコンパスが全て隕石を北に指すのだ。購入する時に値切ったからだろうか、いや、そうではない。
- さて、翌朝、サルノ王女の乗る特別機爆破の報が入り、ボディガードの任を解かれて、ちょっと残念な進藤刑事。「ローマの休日」みたいなロマンスを夢見たのかな。
- 東洋放送局の「二十世紀の神話」製作課の尚子に特種が舞い込む。上野公園に変人が現れたというのだ。早速、駆けつけ、インタビューすると、演説をしていたルンペンのような風貌の女性は金星から来たという。
- 地球の滅亡の危機は、まずは九州阿蘇に異変が起こるという。しかし、そんな兆候はどこにも見られなかった。
- 自宅に帰った進藤刑事。東洋放送局の尚子とは兄妹なのだ。
- 一家団欒で観る人気番組、「あの人はどうしているのでしょう」。今日の「あの人」は、モスラ騒ぎの中、有名になった双子の小美人達だ。「二十世紀の神話」の話題にピッタリだわと言い出す尚子に、馬鹿らしいとそっぽを向き、新聞を開くと、くだんの金星人の話題。大写しの写真はサルノ王女そっくりでびっくり。兄妹は、それぞれ違う方面から自称「金星人」の調査に入った。
- その新聞は、セルジア公国にも届いていた。王女の証し、腕輪が確認出来次第、殺害せよと、暗殺団が日本に差し向けられる。
- その頃、阿蘇山に神出鬼没の金星人が現れ、観光客にすぐに下山せよと警告する。今度の予言はたまげた事に「ラドンが目覚める」と具体的だ。
- さて、北アルプスかすみ沢の村井助教授が見守る隕石は、磁力が無くなったが、心なしか、大きくなったようにみえるのだ。
- 隕石、モスラ、ラドンと３大怪獣への伏線がそろったが、あれ？ゴジラは？
- 邦題：三大怪獣 地球最大の決戦
- 監督：本多猪四郎
- 1964 東宝
- ファイナルウォーズまでお付き合いが続くキングギドラが初登場！「モスラ対ゴジラ」の次の映画なのですが、実はこれとこの映画の間に、「ゴジラ対若大将」という企画があったそうです。加山雄三さんのスケジュールの都合で撮影が出来なかったとか。
- 大学キャンパスにゴジラが出てきて若大将が「いやーまいったなー、はっはっはっ」。「若大将！がんばってー」「よーし、まかせとけ！」って、研究室からメーサー光線砲を持ってきてやっつけるのかと思いました。
- 対戦成績に、青大将に勝、若大将に負とか。本当に撮影されていたら大きくゴジラ映画の歴史が変わったかもしれません。どんなオチなんでしょうね。
- （うそです。SFムービーデータバンクに書いてあって私もだまされました。「ゴジラ対若大将」でググッて見ましょう。）
- いやー、はっはっはっ。まいったなー
- 幼虫モスラの到着がガメラ並みに早いのはびっくりです。
- 松本市広報車両が「キングギドラと判明」って放送しましたが、キングギドラって、その瞬間はメジャーな名前だっけとか突っ込まないように。
- さてさて、時代を感じさせるのが、言葉遣い。金星人をキ○ガイ呼ばわりするので、現在では、TV放映は難しいでしょうね。
- セルジナは他のサイトでは、「王国」になっていますが、発音上、「公国」です。王様がいるから皇国かな？