- バイオ・ディザスター
- ブタペストにあるＣＣＰ社に２２年も働いてきたヨセフ・ミラー。かれは、東ドイツのマイセン支社時代に工場長から解雇しない事を条件にブタペスト化学工場に移ってきた。しかし、会社は１００人もレイオフ、ヨセフもその中に入っていたのだ。
- 工場長を生物危険区域前で見つけ、話しかける。しかし、会社は買収され、そんな約束に対して温情を入れる余地は無かった。工場長は全く取りあわず、危険区域に入っていった。ヨセフも工場長の後を追って閉まる扉の隙間を縫い、室内に入っていった。
- 騒然となる室内。相当、危険な場所らしい。警備員が呼ばれ、取り押さえようとした警備員を避け、試験管をなぎ倒すと、さまざまな色の煙が上がり、人がバタバタと倒れだした。
- 先のブタペストの工場に国連化学機動隊に勤めるディビット・ホイットマンに出動要請の連絡が入る。
- ディビット達は防護服に身を包み、実験室を見るが、生存者はいない。表に出ると、ややこしい組織が絡んできた。テロ対策本部のコリー・アンダーソン女史だ。社長に成分を尋ねているが、企業秘密を盾に薬品の成分を明かさない。最高経営責任者の名前を聞き出す。アマティック社のリリアン・ロジャース。ＣＣＰ社を買収したのだ。ディビットは、かつて、ＵＣＬＡから彼女に引き抜かれた経歴を持つ元社員だったのだ。
- 一方、騒ぎを起した張本人、ヨセフ・ミラーは生きていた。非常警報でしまるシャッターをすり抜け、工場を抜け出し、子供に会いに故郷に向かっていた。所持金も残り少ない。部屋に着いて、電話をし、ひと寝入りした後、風邪の症状が出た。部屋の外が騒がしく、様子をうかがいに部屋を出て、ロビーの様子をうかがうと、フロントで対応してくれたホテルの主人が倒れ、警察官が着いた所だ。工場で騒ぎを起した後の事、職務質問を避けようとしたが、かえって警官の目にとまり、終われる羽目に。警官ともみ合ううち、警官は急に咳き込み、死んでしまった。「自分にさわるとみんな死んでしまう。」という事実に気がつくヨセフ。
- 連絡を受けたディビット達とリリアンがホテルに到着。リリアンはホテルの部屋からＳＭＢという文字を見つける。一方、ディビットはホテルの主人の症状を見て、思い当たる物質があった。妻と娘の命を奪った・・・・
- 原題：THE CONTAMINATED MAN
- 邦題：バイオ・ディザスター
- 監督：アンソニー・ヒコックス
- 2000'米
- ヨセフにロボコップのピーター・ウェラーが扮しているのですが、気がつきませんでしたよ。随分、老けちゃいましたね。役作りでしょうか。
- ＴＶ東京の放映を観ました。ＳＭＢとのかかわりがきれいになくなっているのか、ヨセフがどこで爆薬を入手した判らないとか、件の物質を農薬って言っていたのですが、病原菌とした方が話が通るなあとか、あたりが難点でしたが知らずに観て得した気分です。