- イベントホライゾン
- 2015年、人類が、月面に移住。
- 2032年、火星で民間の採鉱が始まる。
- 2040年、超深宇宙探査船、イベントホライゾン号が太陽系境界線の探索に出発。
- 第八の惑星”海王星”の彼方で消息を絶つ。史上最悪の事故となる。
- そして2047年。
- ビリー・ウェアー博士を乗せ、救助船ルイス＆クラーク号が海王星に向かう。
- イオン推進で３０Ｇの加速度を出し、海王星に５６日で到達。
- 海王星軌道上でウェアー博士から初めて任務が明かされる。
- 公には海王星で2040年に原子炉が故障、大破したとされているイベントホライゾン号の救助。多分、人命ではなく、宇宙船が目的なんだろうな。
- この任務は国家安全保障局の極秘事項。ＵＳＡＣが海王星圏から微弱な電波を受信し、この任務が決定したのだ。
- イベントホライゾン号は、国家機密の実験船で、ウェアー博士の発明による「重力推進」を使い、光速より速く飛ぶ実験宇宙船だったのだ。いわゆる、空間を曲げて目的地点を引き寄せるワープ航法を実現する宇宙船だったのだ。
- 七年前、ホライゾン号は反動推進エンジンで加速、重力推進装置で時空に穴を開け、どこかに消えてしまっていた。
- ヒューストンが追跡衛星が受け取った人の絶叫の合唱のような音。ここから、人間の声を抽出。ＤＪがラテン語の「リバラテ、メ：Save Me」を聞き取った。
- ホライゾン号は七年間、どこにあったのか。
- ホライゾンとランデブーに入る。電離層の上空、視界の悪い気流の中、速度をあわせる。雲の中から現れるホライゾン号は巨大な前部デッキ、三角翼の推進装置を細く長いシャフトが繋いでいる。推進装置で異常が発生した場合、シャフトを爆破、前部デッキを切り離し、救命カプセルにするためだ。
- ホライゾン号に蚊のように刺さったクラーク号。
- スキャンの結果、ホライゾン号の原子炉からは軽い放射能汚染、外傷はなし。弱い生命反応があるが場所が特定できない。
- 重力推進装置のある機関室にジャスティン機関士が入る。
- 球の周りを三重の磁気リングが回る。それぞれのリング面が揃い、ジャステインに向いた時、球が無くなり、面が現れた。ジャスティンが好奇心から指でつつくと液状に波打つ。そして、引き込まれた。命綱のワイヤーが停止した時、船体を衝撃が走り、クラーク号は船体が裂け、航行不能になってしまった。乗組員はイベントホライゾン号に緊急避難。
- 血のりがこびりつくブリッジ。船内でなにがあったのか。
- 救出されたジャスティンは目を開けていても、刺激に対して全く反応しない。
- ウェアー博士が言うには勝手にゲートが開くことは無いという。強力な磁力による幻覚だというのだ。
- しかし、機関室以外でも、船員が次々と幻影、幻聴現象に遭う。凄惨な息子の姿、ドアの外の怪物。めらめらと燃え上がる人影。
- ジャスティンが目覚める。
- 闇がやってくると。
- 原題：EVENT HORIZON
- 邦題：イベント・ホライゾン
- 監督：ポール・アンダーソン
- 1997米
- 後方に重力推進装置があって、前方の空間を引き寄せてワープするんでしょ？人のいるブリッジは引き寄せられる空間側にあるなんて、なんか危ない感じがするなあ。
- さて、すごくきれいな映像だなあと思っていたら、悪質なソラリスとでもいいましょうか、ホラー映画です。
- エクソシストが好きな方には、たまらなく好きそうな悪魔系の映画です。
- 絵がかっちょいいんですが、悪魔物って苦手なhiderは、だまされた気分です。
- 【キーワード】
- ジョー・ミラー船長、副長のスターク中尉、機関士のジャスティン、救助隊員クーパー、医療隊員ピーターズ、操縦士のスミス、医者のＤＪ。