- 地球へ２千万マイル／金星怪獣イーマの襲撃
- 偉大な科学的進歩はいつも人々の知らぬ間に遂げられる。
- 突然の閃光が原子力時代の訪れを告げたように、今度も予告無く人類は大気圏を飛び出し地球へ二千万マイルの彼方まで旅立ったのだ。
- イタリアのシシリー島沖で漁の最中、ロケットの墜落現場に遭遇したぺぺ、ベリーコとモンデーロ。中に人がいるかも知れないと、ロケットにできた裂け目から侵入する。
- ロケットから二人救出したが、そこでロケットの沈没が始まり助けられたのはその二人のみ。
- 田舎の漁村でお医者さんに事欠くこの村。ぺぺが珍しい貝を売りつけている動物学者のレオナルド博士を頼りにする事に。
- 警察の事情聴取をベリーコが受けている間だ、ぺぺが浜辺でUSAFと書かれたカプセルを見つける。中には大きなフランスパンサイズの巨大なナマコのような物体が入っていた。
- さて、所変わってマッキントッシュ米国空軍少将の部屋。
- 彼が金星ロケットの責任者のようだ。アイスランド沖、マルセイユで確認されたロケットの行方を追っていた。そこにシシリー沖に着水したと連絡が入る。イタリア政府に協力を要請、すぐにシシリーに向かう。
- さてさて、再びシシリー島。獣医のレオナルド博士はキャンピングカーで各地を放浪している。救助された二人を見てもらうと村人が訪れ、孫娘のマリザが医者の卵だと娘を向かわせる。マリザが現場に向かっている間、ちょうどそこに、例の巨大ナマコを売りに来たぺぺ。テキサスのカウボーイの帽子を買いたいと、２００リラもふんだくっていった。
- いつも得体の知れない貝なんかを買わされている博士。しかし、この初めて見る巨大な寒天、中に何か居るようだ。ちょっと興味を引かれる。
- ジェラ警察の医務室に救出された二人が寝かされている。助け出されたのはドクターシャーマンとカルダー大佐。
- カルダー大佐は腕を折っているだけなのだが、シャーマン博士は金星で死病に冒され、息も絶え絶え。カルダー大佐に研究ノートを託し、生物を必ず見つけるのだと息絶えた。
- マリザがおじいさんのレオナルド博士のキャンピングカーに帰ってくると、机の上に奇妙な生物が立っていた。大きなしっぽを持つ二足歩行のひげが生えたは虫類。
- 博士がこいつを檻に入れておいたら、翌朝、子供サイズまで成長していた。
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- 何も食べさせていないのにずいぶん成長が早いね。
- この怪獣、マニアの間で有名な、金星怪獣イーマだ。
- 原題：20 MILLION MILES TO EARTH
- 邦題：地球へ２千万マイル
- ：金星怪獣イーマの襲撃
- 監督：ネイザン・ジュラン
- 1957’米
- 巨匠レイ・ハリーハウゼンの芸術作品です。
- がんばれゾウさん！なんですけど、金星怪獣も気の毒ですね。
- あの、通称、「イーマ」って名称は、どこから出てきたのでしょうね。劇中、語られていないと思います。
- ずいぶん気を持たせていましたけれど、カルダー大佐は、ちゃんとマリザのお相手をしたのでしょうか。