- 原始惑星への旅
- 西暦2020年、月世界を征服した人類は次の目標を金星に向けた。
- 国際宇宙調査隊の打ち上げたシリウス、ベガ、カペラの探検ロケット三機編隊が地球によく似た環境である筈の金星に向かい、まもなく到着というそんな時。
- ぴゅー
- ドカーン！
- どこからともなく現われた巨大隕石がカペラ号に衝突してカペラは木っ端ミジンコ。
- かかる大事故に計画の練り直しが行われる。月面基地ルナ７から探検隊に、周回軌道上で待機せよと命令が入る。
- コンピュータ搭載のカペラが着陸予定だったのだが、これで計画が中止になるかもしれない。
- ロックハート隊長率いるシリウスの乗組員は探検家魂を燃え上がらせ、操縦して着陸すると決意する。ベガのカーン隊長に連絡。ロボットのジョンを起動し、軌道計算を行わせるのだ。
- カーン、シャーマンとロボットのジョンが小型機で金星に着陸、シリウスが着陸できる場所を確認して連絡する。シリウスのロックハート隊長、ハンス・ウォルターとフェノウが安全な地盤へ着陸。
- ベガには女性隊員のマーシャ・エバンスが残り、地球、金星の連絡を行うのだ。
- 連絡を受けたカーンは、ジョンを起動。シリウス、ベガを金星往復プロブラムを再計算、いよいよベガから探査機が地表に向かう。
- ロボットのジョンが操縦する探査機。
- シリウス船内にベガ探査機での会話が無線機で流れる。
- 「ヤマ ニ ムカイ マス」
- 「この惑星は原始惑星だ」
- 「固い地盤だ！スクエア７３が良いぞ」
- 「水面だ」
- 「ああ横滑りするぅーっ」
- ドカーン！
- 通信が根絶する。一同、青ざめるが、一時間程、待つ事に。
- さて、彼らを救出しなくてはならない。シリウスがスクエア７３に着陸だ。
- 分厚い雲の中、スクエア７３の岩場に着陸したシリウス。
- 音のスイッチを入れると、風の音とも、女性の歌声のような音が聞える。
- いよいよ第一歩を踏みしめる。しっかりした大地。
- ベガからの情報を元にシリウス組はエアカーで捜索に出かける。
- 海上を進むエアカー。先行隊のロボット・ジョンと連絡がつき、二人の様子を訪ねると
- 「フタリ ガ シャベリ マ セン」
- 何らかの病原菌が彼らの体をむしばみ始めたらしいのだ。
- 薬を持っているはずなので、ジョンに指示を出し、それを飲まさせる事に。おいおい植物じゃないんだから顔にジャバジャバかけるんじゃないって。
- そしてエアカーにも危機が訪れる。翼竜らしい生物がエアカーを狙っているのだ！
- 血湧き肉躍る冒険活劇だ。
- 原題：Voyage to the Prehistoric Planet
- 邦題：原始惑星への旅
- 監督：ジョン・セバスチャン John Sebastian
- 1965米
- Ｂ級ＳＦ映画で不動の地位を築き上げたロジャー・コーマン監督がソビエト映画「火を噴く惑星」の版権を購入、大なたを振るい編集したという伝説の映画です。ジョン・セバスチャンって誰？
- コーマン親分の手腕を研究するには、原本とこの映画と、「金星怪獣の襲撃」を見なくてはなりません。
- 金星ゴジラの襲撃をもっとみたかったなあ。
- 字幕がヘンな事で定評があるＷＨＤジャパンのＤＶＤで鑑賞しました。
- ベガ、カペラときたら、シリウス（いずれも星の名前）なのですが、シリアスって字幕で出てます。確かにそう聞えない事もないんですけれどね。
- プロペラのスイッチって何？ひょっとしてパラボラ（アンテナ）じゃない？
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- 私が入手した後に新訳が出ています。
- どう変っているのでしょうね。