- 吸血鬼ノスフェラトゥ
- 1938/04/29 ダーダネルス海峡 東の風 七人の乗組員と五個の棺。
- 映画：吸血鬼ノスフェラトゥ 監督：F.W.ムルナウ
- ブレーメンの偉大な歴史家ヨハン・チャバリアスが日記に綴った感染症事件についてのお話です。
- ノスフェラトゥが感染病をもたらした犯人で、ジョナサン・ハーカーとその妻、ニーナが最初の感染者です・・・・・
- 結婚ほやほやのハーカーに薄気味悪い小男が商談を持ちかけました。
- レンフィールドと名乗るその小男はある大金持ちの代理人だと言うのです。
- 「トランシルヴァニアのドラキュラ伯爵がブレーメンに家を買いたいとおっしゃるのです。
- 相手は大金持ちの伯爵。
- 金に糸目はつけませんからね。大もうけできますよ。
- 伯爵に会いに行ってもらえませんか。
- それから、怪人の噂を聞いても怖がることはありませんよ。
- デマですからね。
- うひひひひっ」
- こうしてハーカーは親友のウエスネラとルーシー夫婦に愛するニーナを預けて旅立ちました。
- トランシルヴァニア近くの食堂でドラキュラ城に行くと告げると周りの人の顔色が変わった。
- 「やめろ、悪魔は暗闇で力を発するのだ」
- 宿で古い本を見つける。
- 題名が「吸血鬼の本：The Book of the Vampires」と書かれたその書物は１４４３年に起きたバンパイヤ事件を記した物だった。
- 「最初のノスフェラトゥはその時に生まれた。その名を決して口に出して話してはならない」
- あーあほらし、とその日は床についたのでありました。
- 朝、昨夜の本が気になり次のページへ。
- 「人々は最初は信じなかった。化け物は昼間には現われないからだ」
- あーそうだそーだ。ばからしい。
- バカにした割には、日暮れが怖くなりました。
- やっぱり気になるのでしょう。
- 御者はここから先は怪人の世界で先には行けないと言い張る。ハーカーは馬車を降り、徒歩にて怪人に誘われるかのように橋を渡り、城に向かったのでありました。
- 迎えが待っていました。
- 「あなたが遅いので使用人は全て帰しました」という人物は、かのドラキュラ伯爵。
- 夕食を振る舞われ、パンを切る時、誤って手を切ると、伯爵の目の色が変わりました。
- あなたの貴重な血！
- 私は昼間は寝ているのです。もう数時間、お話ししましょう。
- 朝、目覚めると食事が用意されていました。
- そして、闇夜が迫り、ドラキュラ伯爵が目覚め、契約書を取り交わします。
- ハーカーの持ち物からニーナの写真を見つけ、食い入るように見入る伯爵。
- 慌てて写真を取り返すハーカー。
- 「美しい女性ですね。私たちは良い隣人になりますね」
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- 原題：Nosferatu eine Symphonie des Grauens
- 邦題：吸血鬼ノスフェラトゥ
- 監督：F.W.ムルナウ
- 1922独逸（サイレント映画）
- ブラムストーカーのドラキュラ伯爵の小説を無断で映画にして、後から裁判になり、ドラキュラの名前が使えなくなって「ノスフェラトゥ」に変更したという映画です。
- ドラキュラ映画を堪能するには必須の一本でありましょう。
- この映画は「シャドウ・オブ・バンパイヤ」の舞台になっているそうです。
- 後にドラキュラ退治で有名になる「ヴァン・ヘルシング」博士の位置づけはこの映画では今ひとつ。
- あーなんか、カット版を観てる気がする。
- 船の出来事あたりで思い浮かぶのが「ジョジョの奇妙な冒険」です。
- この時代の映画は、古典とはいえ、当時の新しいメディアの新しい発想の固まりです。新しい発想を求める作家さんは、古典作品を必ず見ているのではないでしょうか。
- ずっと昔、外資系証券会社のコマーシャルで、ドラキュラ伯爵の資産を預かるＣＭがありましたね。ゴールドマンサックスだったかな？
- Queenとデビットボウイとの共作「UnderPresser」のビデオクリップはどういう訳か、狼男他、このノスフェラトゥの映像が使われています。
- ニーナが熱にうなされた様子は、タミフル騒動のようだ。