- コント55号宇宙大冒険
- 文久二年、京の都。
- 新撰組第四機動隊の芹沢角を月水金、勤王党共斗派の坂本桂馬は火木土に通わせて手玉にとっている芸者のお菊は、ノンポリながら、なかなかのやり手だ。
- しかし、土曜日なのに芹沢が現われた事から、二人がかち合い、決闘する羽目に。お互いがかけ声ばかりで、全然、やる気のない決闘。
- その時、現われた虚無僧が、二人に、「お菊が、二人をはかなみ、尼になった」と告げる。尼さんにしてしまうには惜しい。決闘を中断して、その尼寺へ向かう。
- 虚無僧が案内したのは平べったくまあるい奇妙な尼寺。導かれるまま入ると、そこは自動扉があり、科学特捜隊の司令室と同じ音がする宇宙船だったのだ。
- 宇宙船という概念も何も無い三人を乗せて離陸する宇宙船。京の町は大騒ぎ。
- 虚無僧はパラド星の「ドはドーナッツのド、グはグリコのグ、マは麻雀のマ」ドグマと名乗る。
- 極端に争いを嫌うパラド星人は８００年の平和で闘争本能がなくなり、絶滅の危機にさらされている。そこで、どう猛で好戦的なる地球人の性格を導入し、闘争本能を復活せねばならない。と決定がくだされ、お菊を含めた三人を救世主としてパラド星に迎えようというのだ。
- パラド星は銀河宇宙の中心付近、銀河銀座に栄えた高度文明の惑星で宇宙船でエネルギーステーションまで６ヶ月、そこから約２年の位置にある。
- 時空を移動する宇宙船の船内は時間が早く進む。タイムピルを飲まないとあっという間に歳をとってしまうのだ。
- 宇宙ステーションで光子エネルギーを補給してパラド星に向かう。
- 到着したのは惑星のようですが？合成が。
- お菊は、ちゃっかりしていて、もう、すっかり現代女性だ。
- 1990年代に打ち上げられた宇宙船と遭遇したりして、パラド星に到着。
- 綺麗な居住空間、ふんだんに食物を与えられ、観察のためスローターハウス５の様に、三人は動物園のように見せ物になっていた。
- ふんだんに食事が与えられ、三人が送る闘争心もない生活を目の当たりにした議会は、三人は、もっと低級な星から連れてこられた宇宙人だと判断、連れてきたドグマをペテン師として処刑する事に。
- ドグマの窮地を救おうと、二人はけんかを始める。
- 邦題：コント５５号 宇宙大冒険
- 監督：福田純
- 1969 東宝
- コント５５号の映画シリーズの一本です。
- バラド星の着陸シーンはどこかで見たと思ったら、ウルトラマン『撃つなアラシ』の回、「児童会館」が再合成されて登場します。宇宙船の効果音も科学特捜隊です。福田純さんです。円谷プロってテロップが見あたらなかったんですけど東宝作品です。
- 脚本はジェームス三木さんですが、将棋の角、桂馬の動きのように動くという設定は全然生きていません。ドグマは川口弘探検隊長、青ひげ公爵は伴淳三郎さん、他にカルーセル麻紀さんが出演しています。
- コントって感じがしません。